将来のことを考える|樹木葬における永代供養が人気の理由
お墓の継承者の心配がない
一昔前はほとんどの家庭が石材のお墓を建て、家族・親族で供養や管理・保守を行っていました。一方で近年は、少子高齢化や核家族化が加速。お墓の継承者がいなくなり、一切管理されない墓石も散見されます。このような状況下において、施設側がお墓を管理する永代供養のニーズが高まっているのです。
永代供養とは、いわば一代限りの個人墓です。ほとんどのお墓の管理・保守を霊園側が行うため、お墓の継承者がいなくても問題ありません。
自然に還ることができる
生前に自然や植物を愛した人ほど「最期は土に還りたい」と口にするものです。樹木葬は、死後に自然回帰を望む人の理想的な埋葬方法と言えるでしょう。埋葬したご遺骨は、長い歳月をかけて土に還り、あらゆる生物の成長の“糧”となるのです。
また「暗いお墓に幽閉されるより良い」「大好きな草花の根元でゆっくりと眠りたい」と話す人もいます。自身が望む「終わり方」は、人それぞれ。もし生前に樹木葬を希望したなら、その意思をぜひ尊重してあげてください。
供養してもらえる
永代供養ではお墓の管理・保守だけでなく、供養も行います。以下、一般的な永代供養におけるお墓の種類を見ていきましょう。
霊園にもよりますが、永代供養墓には「合祀墓」「単独墓」「集合墓」「永代供養納骨堂」の4種類があり、最終的には合祀墓などの協同墓に移されます。できるだけ丁寧な供養を望むなら、単独墓や永代供養納骨堂を選ぶのがおすすめです。たとえ結果は同じであっても、合祀されるまでにしっかりと供養してもらえます。これは樹木葬も同様で、お墓の管理・保守や供養を霊園に一任しても問題ありません。