知っておきたい樹木葬のデメリットやトラブル!ポイントをチェックしよう
家族や親族の理解
樹木葬は、比較的新しいスタイルの埋葬方法です。従来型の埋葬とは違い、未だ認知度が高いとはいえません。そのため、残された家族・親族の理解が得られなければ、親族間トラブルに発展する可能性があります。
ただし、樹木葬そのものに“デメリット”といえる要素はありません。従来型の埋葬方法に比べてリーズナブルに利用できたり、管理・保守の手間がかからなったりと、多数のメリットがあります。懸念される親族間トラブルは、事前に関係者から了承を得ることで十分カバーできるでしょう。
樹木葬後の供養の方法
樹木葬の供養方法は、合祀型・協同埋葬型・個別埋葬型の3種類に大別され、いずれも最終的には、他者の遺骨と合祀されます。このことから「合祀は故人を侮辱するのではないか」「お墓にずっと納骨しておきたい」といった遺族の声があるのもたしかです。
しかし、従来の墓石による埋葬が最適とも限りません。意外と知られていませんが、墓石に入れたご遺骨は、お墓参りをする人がいなくなると、最終的に合祀されるのです。たとえ供養の仕方が違っても、埋葬後の結果は変わりません。
お墓がないことへの不安
「墓石=故人の生きた証」と考え、「お墓がないけど大丈夫なの?」と不安になる方は少なくありません。宗派や残された家族・親族の意向によっては、懸念される点でしょう。しかし、時代とともに、故人の弔い方は多様化しており、必ずしも墓石が必要ではなくなっています。
樹木葬の場合、樹木を墓標を見立てますので、礼拝対象こそ違えど「ここに故人がいる」という安心感はしっかりと得られます。また、新しく墓石や永代利用可能な墓地(区画)を購入するよりも、安価で済む点もメリットです。