墓石が不要の樹木葬！里山タイプ・都市型タイプの特徴を紹介
里山タイプ
樹木葬は、ご遺骨の埋葬場所によって2種類に大別されます。その1つが里山タイプです。里山タイプは、自然をそのまま活かすため、郊外の山林などに埋葬するのが基本です。エリアに自生する樹木をシンボルツリーに見立て、その根元に埋葬するパターンと、ご遺骨を埋葬した後に植樹するパターンの2つがあります。
また、都市型に比べ、環境保護の観点から高く評価されているのが特徴です。とりわけ自然回帰の志向性が強い方は、里山タイプでの樹木葬を希望する傾向あります。
都市型タイプ
都市型タイプは、樹木葬に対応する寺院・霊園などにご遺骨を埋蔵します。施設によるものの、敷地内にシンボルツリーとなる樹木を植えているのが特徴です。その周囲にご遺骨を埋蔵し、シンボルツリーを墓標に見立てます。
都市型タイプは都心の寺院・霊園を利用することから、埋葬場所までのアクセスに優れているのが特徴です。そのため、里山タイプに比べてお墓参りが楽になるでしょう。また埋葬方法も多彩で、ご遺骨を土に直接撒いたり、骨壺や納骨袋に入れてから埋めたりすることもできます。
都市型タイプが派生したガーデニングタイプ
都市型タイプの派生形として、ガーデニングタイプ（ガーデニング型樹木葬）があります。都市型はもともと、自然美が感じられる現代的なデザインの「公園型樹木葬」が主流でした。ここでは、敷地内に1本のシンボルツリーが植樹されていたり、墓碑の周囲にさまざまな樹木が植えられていたりします。
対するガーデニングタイプは、自然を墓標に見立たてません。個別に設けた墓碑をたくさんの花々で彩り、イングリッシュガーデン風に仕上げたお墓です。従来のお墓とも樹木葬とも違う、新しい弔いのカタチとして、近年人気を集めています。